Information新着情報
2017/12/22(金)

【 コラム 】仕事を進めるスピード&正確さは経験年数不問である!?

株式会社リンクアカデミー
リテラシートレーニングカンパニー
西日本営業ユニット
ユニットマネージャー 玉井

前回のコラム掲載から、しばし時間が経過しましたが、2017年は「業務効率化」にこだわっていきたいと思います。

前回は「人の仕事を進めるスピードの能力向上」をモチベーションの観点で科学してみた内容をご紹介致しましたが、今回はこの「仕事を進めるスピードに加えて正確さ」という業務効率に直結する能力について様々な結果が見えてきたので、その報告をさせて頂きます。

「仕事を進めるスピード&正確さ」を測定するため、弊社では各種リテラシー診断ソリューションを
展開しています。その中でも「ビジネスリテラシー」と名づけた「物事の本質をすばやく見抜く」という診断ソリューションで驚きの結果が出ました。
若手社員から管理職まで実施した結果、役職や経験年数を問わず、若手でも好成績を出す方々が頻発し逆に会社で評価されている管理職の皆様で成績が芳しくない結果が頻発するなど、まさに「下克上」の状態が各会社で起こっています。
このような結果から「物事の本質をすばやく見抜くリテラシー」は後天的に獲得しやすいわけではなく、若いうちに経験学習を積み重ね進化していくものだと仮説を立てることができ、
『仕事を進めるスピード&正確さを高めることに大変重要になるビジネスリテラシーは後天的獲得難易度の高い領域であり、早期開発が重要になる』
ということが言えると思います。

ただ、昨今の若手教育は「ゆとり/さとり世代のマインドを変革するべき」という風潮が強すぎて
このような能力開発よりもスタンス矯正が重視されている気がしてなりません。

もっと若手の長所を伸ばしながら、仕事を進めるスピードと正確さを高める能力開発を支援すべきである!という想いから、私はこの10月~11月にかけて全国で上記内容のセミナーを実施してきました。
参加頂く人事の皆様からも、大変共感を頂くなど、若手育成の新たな切り口として市民権を得ることができるのではと、わくわくしている次第です。

最後に、N数が少ないので、まだ不安定な仮説ですが、面白い結果を紹介します。
実は、「物事の本質をすばやく見抜くビジネスリテラシー」が高い方々の属性に、若手だけではなく、
「ワーキングマザー」の方々が含まれているということがあります。時間が限られ、育児と仕事の両立をしないといけない状況下では、「何が最も重要か」「優先順位を瞬時につけていく必要性」などを外発的に鍛える環境にあるのではと思っております。(筆者も、家事全般をほぼ担っている家庭環境+かなり多くの複数の業務を兼務している状況からも、近しい感覚を持っています。)

皆様も「物事の本質をすばやく見抜くビジネスリテラシー」を鍛えてみませんか?是非興味ある方は、弊社までお問い合わせください。