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2017/12/26(火)

【 コラム 】資料作成の「スピード&わかりやすさ」を高めるポイントは!?

西日本U 玉井

2017年最後のコラムとなりますが、今年こだわってきた「業務効率化」の締めとしてふさわしい最も仕事のスピードに差が出る【資料作成】のスピード&わかりやすさ、についてコラムを書いてみたいと思います。

というのも、働き方改革/生産性向上をするために、社内でも効果が見やすいということで、資料作成スキルを高めてほしいという企業人事の方の要望が2017年急増しております。
弊社としても、このテーマのスキルを因数分解して何がキーポイントなのかを考え抜くことになりました。
その結果、資料作成におけるスピードを速め、わかりやすさを高めていくためには「2つの構造化」がキーとなることが見えてきました。詳細は下記のとおりです。

------【1.思考の構造化】------
<メッセージ:何を解決しなければいけないかが分かっている>
①ターゲット理解力:「何故」「誰に」「何を」「いつ」「どこで」「どれくらい」など5W1Hで整理する
②メッセージ抽出力:「選択肢設定」「判断軸設定」をした上で「言語化」を行う

<ストーリー:分かりやすく伝わるストーリーを作ることができる>
①ストーリー構造設計力:「起承転結」「PREP」「STAGE」「ロジックツリー」などから、適切な構造を適応させる
②ページネーション構成力:「ワンシートワンメッセージ」「ボリューム調整」をした上で、伝えるべき優先度の高いメッセージを伝わりやすくする

------【2.表現の構造化】------
<レイアウト:伝わりやすいレイアウトになっている>
①人間工学の知見:右脳・左脳の処理特性から、ビジュアルは左、言語情報は右へ配置するなど
②言葉(フォント・大きさ含む)の選択力:シーンに応じたフォントルール理解など

※ちなみに、皆様は人間が瞬間的に文字と意味を同時に理解できる文字数が「13字」という前提をご存知でしたか?

<デザイン:伝わりやすいデザインになっている>
①視覚的な魅せ方:補色など色の基本素養、内容に応じたコンテンツサイズなど
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資料作成を「速く」「わかりやすく」することで、そもそも資料を回覧するだけで会議が不要になったケースや、プレゼンテーション力が高くない方でも相手に伝わりやすくなったなど、2次効果を見込めるなどの声も頂戴しています。

と、ここまで、かなり細かな話をしてまいりましたが、最後に1年を総括させて頂きます。
2017年は「業務効率化」にこだわってきましたが、「組織の構成員の仕事を進めるスピードと正確さを高める」というシンプルなテーマが、我々が想定するよりもはるか多くのお客様の共感を得ることができたことは大変うれしく思う次第です。
少し予告編ですが、2018年のテーマは「キャリアデザイン」にしたいと思っています。
引き続き、リンクアカデミーらしく基幹技術を用いた新たな切り口をご提示し続ける2018年にしたいと思います。

来年も相変わらぬご愛顧を頂けますようお願い申し上げて、歳末のご挨拶とさせて頂きます。