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2017/08/25(金)

人の能力向上に有効な「見える化」の重要性

西日本U 玉井

過去2回のコラムは「業務効率化」をテーマに記載してきましたが、この業務効率化に向けて弊社で最もお客様に共感を頂いているのが「シンプルに仕事を進めるスピードをUPさせる」ということです。
どのお客様も業務効率化施策を考える上で「シンプルだけど、この観点は盲点でした」という声を頂きます。

今回のテーマも、業務効率化に関連した内容であり、特に「人の仕事を進めるスピードの能力向上」をモチベーションの観点で科学してみた内容をご紹介します。

そもそもモチベーションとは

『モチベーション』=「目標の魅力」×「危機感」×「達成可能性」と弊社では定義しています。

人は「やりたい」という目標の魅力、「やらなきゃ」という危機感、「これならできそう」という達成可能性、の掛け算でモチベーションを高めるということです。
そのわかりやすい例が、ダイエットです。「やせると自分が魅力的になる」「やせないと成人病になるかも」「この手法なら自分の生活習慣にあわせることができそう」という意味です。

また、ダイエットを行っていく上で、必ず「体重計にのり体重を測定する」という行動があります。
そもそも、現状の体重に向き合うことで危機感を高め、目標体重を適切な数値で設定することで、
達成可能性を高めていきます。

何を言いたいか、「体重」という『見える化された数値」を常に見るからこそ、人間は目標達成モチベーションを高めていくのです。受験勉強における『偏差値』も同様です。

よって、弊社では、仕事を進めるスピードを相対化して『見える化』しています。
例えば、10分間で何文字正確に打てるかという「タイピング速度」を弊社受講者数万人の中でランキングをつけています。その他エクセルなどのPC操作も同様に『偏差値』を出して『見える化』しています。

この『見える化』が「もっと偏差値を高めたい」「この偏差値ではやばい」「偏差値をまずは50に乗せよう」と、モチベーションを高める要素になってきます。

学生から社会人になると、急に『偏差値』が遠い存在になりますが、熾烈な受験戦争を行うアジアを
中心とした方々には、この『偏差値』すなわち「自身の仕事のスピードの相対化し競争していく」のが人の能力向上に対するモチベーションを高める最もわかりやすい手法なのかもと感じる今日この頃です。

皆様も『偏差値』という言葉は好きではないかもしれませんが、社会人になって改めて自身の仕事を進めるスピードを偏差値で出してみませんか?