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2018/04/05(木)

【受動適応から能動適応への変革】

株式会社リンクアカデミー
リテラシートレーニングカンパニー
西日本営業ユニット
ユニットマネージャー 玉井

2018年は「キャリアデザイン」というリンクアカデミーが最も大切にしているテーマに拘ってコラム執筆を進めておりますが、企業向け階層別教育研修のピークシーズンである4月ということもあり、筆者が最も階層別教育研修を実施している「キャリアデザイン研修」について執筆します。

私達リンクアカデミーがキャリアデザイン研修で最も大切にしているキーワードが「受動適応から能動適応への変革」です。

そもそも、キャリアデザイン研修を発注頂く企業側の人事の皆様の想いで最も共通しているのは「従業員の生産性の向上」であります。一般的に生産性向上と言えば、「業務スキル向上」「エンゲージメント向上」などがキーワードであがりますが、我々リンクアカデミーでは、生産性向上で最も大切であるのは、『会社に使われる/上司に使われる、といった受身の姿勢から、自分の人生充実のために自社のフィールドを活用してやるという能動的な姿勢への変革である』と置いております。
この考えを人事の皆様にお伝えし共感を多数頂いている次第です。

ただ、実際の研修の現場では、想像を超える事態に直面します。
具体的に申し上げますと、講師として受講者に「あなたが自社に所属している所属動機、あなたが自社に応募した志望動機は?」という質問をすると、約66%以上の方が「受動適応に近い所属動機、志望動機を述べてしまう」のが現状です。
(例:「就職活動時に上から順番に受けて受かったのが自社であって、、」「在籍動機も福利厚生と勤務地で、、」というイメージでしょうか。)

リンクアンドモチベーショングループのフレームで言うと、社会心理学でいうところの「人が組織に属する際の4つの魅力(目標、活動、構成員、特権)」のうち、特権の魅力が強すぎて、他の魅力が相対的に低くなって言葉に出てきていない状態ということになります。
ちなみに、2017年の米ギャラップ社調べによると、日本企業の「熱意あふれる社員」の割合は【6%】であることから、上記のような返答が約66%を超えてしまうのは仕方ないことかと思いますが。

そのような状況下で講師として受講者の皆様の深層を変化させ行動変容に導くために、アプローチとして「合理」と「情理」を使い分けて説明をしております。
その、「合理」と「情理」での説明ついては、次回のコラムにて具体的に詳細を記載したいと思います。